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ビジョン達成型360度評価・賃金制度⑦

「ビジョン達成型360度評価・賃金制度」について6回説明してきました。今までの人事評価・賃金制度は、評価をして賞与や給与に反映させる役割が主体でした。しかし、それだけでは、会社の業績にはなかなか結びつかないのが実態です。その理由は、上司だけの評価では、評価の客観性・公平性に問題があり、正しく評価できていないからです。 そこで、前回は部下評価と顧客評価について説明しました。部下評価は、自分より立場が弱い部下へどのように対応しているかを見る上で大変重要な評価です。360度評価をするからこそわかるその人の真の姿とも言えます。ぜひこの評価を活用していただきたいものです。また顧客評価も業績に直結する大変重要な項目と言えます。

次に、取引先評価です。これは例えば購買先や外注先など立場的には弱い面がある方々の評価を聞くことが、被評価者(評価を受ける人)の真の姿を知る上で大変重要です。部下からの評価と同様に、自分より立場の弱い人たちに対して、どのような振る舞いをしているのかがその人の本当の姿を現しています。上司など自分より立場の上の人に対してだけ良い面を見せようとする人が多いですが、そのような姿に惑わされている上司が多いことも事実ですので、ぜひ、360度評価で真実を見極めてください。

最後に評価時期について述べます。会社によって評価時期が1年に一回だけという会社もあります。これは、仕事が忙しくてなかなか評価の時間がとれないなどという理由によるものが多いと思われます。しかし、1年に1回程度では、評価期間が長すぎて、直近の記憶にある実績が中心の評価になりがちで、正しい評価が難しくなります。また1~3ヶ月毎に実施していると評価の作業負担が重すぎて続けられません。従って、今まで多くの会社の実績を見ると、半年毎の評価頻度が最も適切な成果をあげています。

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